ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。

森田豊医師の公式HP(http://morita.pro/)はこちらからご覧ください。
1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2012年12月26日水曜日

BSジャパン、7PM、健康にまつわる噂 (冬編)

BSジャパン、7PMの、ゲストとして四回目のスタジオ生出演しました。ノロウィルス対策やインフルエンザ対策の知識の整理や、冬の健康にまつわる噂について、ゲストの森口博子さんらと語り尽くしました。あっという間の一時間でした。
MCの高樹千佳子さんが、ネギをお尻に突っ込むと風邪が治る!
と信じていたのには、出演者全員、仰天しました。

2012年12月25日火曜日

ノロウィルスの猛威

TBSテレビ(みのもんたの朝ズバッ!、ひるおび!)、テレビ朝日(モーニングバード)、フジテレビ(とくダネ!)などにて、この冬、大流行しているノロウィルス感染症について解説を行いました。2006年にも大流行がおきましたが、その時のウィルスが変異したものが全体の6割もしめているようです。さらに拡大することが懸念されます。原因である食品が特定できる場合は3割しかなく、多くは、嘔吐物や便からの二次感染が考えられます。乾燥した嘔吐物が空気中を漂って集団感染が起きています。この時期、嘔吐物、下痢の便の処理には十分に気をつけ、塩素系漂白剤を薄めたものでの適切な対処が重要です。通常は、2,3日で自然治癒しますが、下痢止めなどは使用しない、脱水に気をつけ水分塩分の補給がポイントでしょう。また、ノロウィルス感染症に関わる死亡例は、喉に嘔吐物が詰まってしまったための窒息、誤嚥性肺炎、脱水などです。適切な処置をすることで、1人でも多くの人が救われるようにと祈願します。

2012年12月23日日曜日

読売テレビ、クギズケ!

11月より、読売テレビ、上沼恵美子と高田純次のクギズケ!という番組に、出演しております。井上公造さん、有村昆さん、藤谷栄志さん、吉田豪さん、山口敏太郎さんらに、お導きいただき、芸能界を医学的・科学的に分析してみます。

2012年12月4日火曜日

ひるおび!、常識クイズ!どっちがホント? 健康編4

TBSテレビ、ひるおび!の「常識クイズ!どっちがホント?健康編4」が放送となりました。太りやすいのは?→食後のデザート or おやつのデザート。おでこは?→顔 or 頭。何の役にも立っていないのは?鼻の下の溝 or つむじ。時間がかかるのは?→血液が全身を一周する時間 or 飲んだ水が胃を通過する時間などを取り上げて、解説しました。

2012年11月24日土曜日

フジテレビ、間違いだらけの健康常識、アスクレピオスの杖!


フジテレビ、特番、間違いだらけの健康常識、アスクレピオスの杖!が、本日放送になりました。言い伝えられてきた医学常識を見直し、徹底検証していくという企画です。医師は、池谷敏郎先生、小林暁子先生、若倉雅登先生、金子泰雄先生、小山崇夫先生、私の6名です。ゲストは、杉村太蔵さん、ビビる大木さん、大久保佳代子さん、新山千春さん、ニコルさん、ハライチさんらでした。第二回目の特番でした。

2012年11月14日水曜日

上柳昌彦、ごごばん! 、ゲスト出演(四回目)

本日のニッポン放送、上柳昌彦、ごごばん!に、ゲストとして四回目の出演をしました。
アシスタントの増山さやかさんと共に、冒頭では、爆笑問題の田中さんの、伝染性単核球症の説明をし、続いて、インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎の流行などについて、話が展開していきました。後半は、近著、「病院に行くほどではない」と放っておくと大変なことになる!から、隠れ脳梗塞、逆流性食道炎、頭痛、痛風、脱水などをとりあげて、解説しました。

2012年11月6日火曜日

ひるおび!、常識クイズ!どっちがホント? 健康編3

TBSテレビ、ひるおび!の「常識クイズ!どっちがホント?健康編3」が放送となりました。何の役にもたたないのは?→耳あか or へそのゴマ。痛風になりやすい食べ物は?煮干し or チーズ。女性が男性よりなりやすい病気は?糖尿病 or 歯周病。虫歯予防に効果的なのは?→緑茶 or ウーロン茶などを取り上げて、解説しました。

2012年11月1日木曜日

扶桑社から本日新書発売


 本日、扶桑社から、「病院にいくほどではない」と放っておくと大変なことになる!という著書を出版しました。
 40歳を超えると誰にでもある「なんとなく不調」。実はそれ、隠れた病気のサインかもしれません。18の危険サインに対してセルフケア&対処法を徹底指南!。体に現れる「重大な症状」は、その病気がある程度進行した状態で起こるもの。病気を早期発見して正しい対処をするには「病院にいくほどではない」と放っておきがちな“ちょっとした症状”や、日々の生活習慣の中にある「危険サイン」に気がつかなければなりません。本書はどんなことが「危険サイン」であるか、その先に潜んでいる病気と体の不調が起きるメカニズム、症状のセルフチェック法と医療機関を受診すべきかどうか、また自分でできる簡単な対処法を解説。「健康には自身がある!」という方にこそ読んでいただきたい健康実用書です。
 11月19日月曜日、午前10時より、ニッポン放送イマジンスタジオにて、
出版記念会を行います。詳細は、http://www.1242.com/program/asa/ より。
 

2012年10月29日月曜日

ラジオ人間ドック、見逃してはいけない病気のサイン、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、見逃してはいけない病気のサインです。頭痛、めまい、胸焼け、胸の痛み、五十肩、腰痛、冷え性、便秘など、一日2つの項目を取り上げ、それぞれの症状の特徴などについて、解説します。

2012年10月18日木曜日

テレビ朝日、DOCTOR-X~外科医・大門未知子~、医療監修

毎週木曜、テレビ朝日、医療ドラマ『DOCTOR-X~外科医・大門未知子~』がスタートしました。昨年のDOCTORS最強の名医に続き、医療監修を担当しました。米倉涼子さんが演じる外科医・大門未知子は、白い巨塔に象徴される大学病院医局の封建社会を嫌い、権威に縛られず、自分の腕だけを信じ、生きていく医師像です。大門未知子のような医師が大学病院に勤務したら、教授らはやりづらいでしょうが、外科医不足の現在の医療現場では背に腹はかえられず、人事の上で、苦渋の選択を迫られることになります。大門未知子のような、腕が良く、患者のためなら上司にもズケズケと意見を言う医師は、ある意味では、これからの医療現場を変えていく大切な医師像になるかもしれません。勤務時間、収入にこだわる大門未知子は、仕事をする職人としての原点なのかもしれません。
テレビ朝日の公式HPに、医療監修としての解説が掲載されています。
http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/news/20121012/

2012年10月17日水曜日

タカトシの時間ですよ、TBSテレビ(四回目)

今夜のTBSテレビ、タカトシの時間ですよ、では、何でも答えるスーパーコンピューター第四弾が放送されます(19:00~20:54)。国際情勢系/青山繁晴さん、雑学系CPU/唐沢俊一さん、宇宙系CPU/布施哲治さん、語学系CPU/山口謠司さん、科学系CPU/先川原正浩さん、そして医療系CPUの私です。
多岐にわたった素朴な質問に回答していきます。MCは、タカアンドトシさん、ゲストは、榮倉奈々さん、上地雄輔さん、後藤輝基さん、高畑淳子さん、千原ジュニアさん、塚地武雅さんでした。

2012年10月16日火曜日

ひるおび!、常識クイズ!どっちがホント? 健康編2

TBSテレビ、ひるおび!の「常識クイズ!どっちがホント?健康編2」が放送となりました。むくみやすい季節は?→夏 or 冬。便秘解消に効果的なバナナは?熟す前の青いバナナ or 熟した後の茶色いバナナ。医学的に正しいことわざは?秋茄子はは嫁に食わすな or 喉元過ぎれば熱さ忘れる、などを取り上げて、解説しました。

2012年10月15日月曜日

iPS細胞の心筋移植騒動

iPS細胞を使った心筋移植について虚偽発表をした森口尚史氏の発言について、その内容の意味、目的などについて、TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、ひるおび!、テレビ朝日、モーニングバードなどで、解説しました。

2012年10月10日水曜日

BSジャパン、7PM、健康にまつわる噂

BSジャパン、7PMの、ゲストとして三回目のスタジオ生出演しました。魚の骨がのどに刺さったらご飯を飲み込む?などの健康にまつわる噂や、秋の健康にまつわる噂について、ゲストの森口博子さんらと語り尽くしました。

2012年10月9日火曜日

さんま&所の大河バラエティ!、超近現代史4

日本テレビ、「さんま&所の大河バラエティ!、超近現代史4、人間は相変わらずアホか?」に、スタジオ出演しました。さんまさんの日頃の「しぐさ」から、どんな病気になる可能性があるのかを検証しました。さらに、近年、病気、あるいは、病気と考えられつつあるものについて、可能な限り解説しました。むずむず脚症候群、慢性疲労症候群、テクノ依存症、水中毒、カフェイン中毒、肺MAC症、ギター手首、ストレートネック、サザエさん症候群、各駅停車症候群(過敏性腸症候群)、パソコン指腱鞘炎、睡眠時無呼吸症候群、逆流性食道炎、寒暖差アレルギー、スイーツ依存症、ビジュアルディスプレイターミナル症候群、ペットロス症候群、冷房病、シックハウス症候群、ドライアイ、ドライマウス、美容院卒中症候群、ブランケット症候群、空の巣症候群、トースト肌症候群、モナリザ症候群、不思議の国のアリス症候群、他人の手症候群、シンデレラ症候群などなど。現代の中で、心の病いが増えていることや、病気・症状の名称をつけることで、患者さんに一つの安心や納得をもたらす可能性もあるように感じます。

人工多能性幹細胞

京都大学教授、山中伸弥氏がノーベル医学生理学賞を受賞しました。本日のTBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、ひるおび!では、以下の様にコメント、スタジオ解説しました。
●一般の細胞は、元をたどれば、精子と卵子が受精してできた受精卵が、変化してできていったものです。受精卵は、様々な組織や臓器に変化する能力があるのですが、変化して作られた組織や臓器の細胞は、その臓器の細胞としてしか役割を果たしません。しかし、この組織や臓器の細胞から、何にでも変化できる受精卵のような細胞(幹細胞)を作ることに成功したのです。幹細胞=身体のあらゆる組織や臓器になることができる細胞、すなわち、どんな役割も演じる細胞に変化できる細胞 を作ったのです。
●今回のiPS細胞の作成の前にも、ES細胞という幹細胞がありました。しかし、ES細胞は、受精卵から作られる細胞であり、生命の源であることから、これを用いた基礎研究や、臨床応用には、倫理的な縛りが強かったのです。これに対して、iPS細胞は、自分の細胞(たとえば皮膚細胞)から幹細胞をつくるため、倫理的な問題は少ないし、拒絶反応が少ないであろうということが多大なる期待が持てる点です。
●臨床応用への多大なる期待
患者さんへの細胞の移植(具合の悪い身体の部分に移植できる)が可能になるでしょう。脊髄に怪我をした脊髄損傷患者に、iPS細胞からの神経細胞を移植、心臓の細胞が壊死した時にiPS細胞からの心筋細胞を移植、大きな火傷を負った患者さんへのiPS細胞からの皮膚細胞を移植、などなど、無限な応用の可能性があります。
また、難病の患者さんの細胞(たとえば皮膚)から、このiPS細胞を作り出し、特定の細胞を作ることもでき、どんな薬が難病に効果があるのか、細胞に害があるのかも研究できます。新薬開発に大きな飛躍が期待できるのです。
●今後の課題は二つあります。
ヒトの細胞からiPS細胞を作る際、ヒトの細胞に遺伝子を入れなければならないので、その際にガンなどが発生しないかどうかを慎重にしらべて、それを解決しなければなりません。また、このiPS細胞からは、精子や卵子といった細胞も作成可能です。たとえば、男性から卵子を作ったり、女性から精子を作ったり。同性の夫婦間での子孫も作ることが技術的に可能になりますが、倫理的な問題はつきまといますので、技術適応範囲に関する議論が大切です。

2012年10月1日月曜日

ラジオ人間ドック、病院との上手な付き合い方、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、病院との上手な付き合い方です。良い医師の見分け方、医師と上手な接し方、セカンドオピニオン、医療費、病院の待ち時間、紹介状、何科にかかればいいのか、などの身近な問題について話を進めていきます。

2012年9月25日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩⅩ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、20回目の放送となりました。本日は、男性より女性の方が膝に負担がかかりやすい?、辛い物を食べ過ぎると痔になる?、ぎんなんを食べ過ぎると死ぬことがある?、蒙古斑はアジア人にしかない、を取り上げました。

2012年9月12日水曜日

タカトシの時間ですよ、TBSテレビ (三回目)

今夜のTBSテレビ、タカトシの時間ですよ、では、何でも答えるスーパーコンピューター第三弾を放送します。第一回、第二回に出演した青山繁晴さん、唐沢俊一さん、私に、今回は北芝健さん、山口敏太郎さんにコンピュータに加わっていただき、多岐にわたった素朴な質問に回答していきました。9月12日、19日両日にまたがっての放送です。MCは、タカアンドトシさん、ゲストは、陣内智則さん、千秋さん、優木まおみさん、若林正恭さんです。この番組のこの企画、まだまだ続きます。

2012年9月10日月曜日

ひるおび!、気胸&膝の内側側副靱帯損傷


本日のTBSテレビ、ひるおび!では、矢部弘之さんが罹患された自然気胸、梅宮アンナさんに生じた膝の内側側副靱帯損傷について、解説しました。気胸は、20歳代の男性、背が高くて痩せている人に多く、多くは原因不明の自然気胸です。原因が明らかな気胸は、胸部の外傷、女性では横隔膜にできた子宮内膜症などによって起こります。スタジオでは、気胸のおこる仕組み、症状、治療法などについて解説しました。また、膝の内側側副靱帯損傷は、どんな時に起こりやすいかなどを、具体的に示しました。

2012年9月4日火曜日

TOKYO MXテレビ、ゴールデンアワー、医療費

本日のTOKYO MXテレビ、ゴールデンアワーでは、医療費をテーマに徹底討論しました。医療費のしくみを概説しつつ、医療費が増大しつつある状況の中で、医療保険制度の問題点や医療崩壊の可能性まで、モーリー・ロバートソン氏らと議論しました。

2012年9月3日月曜日

ラジオ人間ドック、秋の健康診断、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、秋の健康診断スペシャルです。リスナーから沢山頂戴しました、健康や病気に関するご質問の中から、可能な限りお答えするという企画です。夏ばて、秋に多い病気、様々な頭痛、乳がん検診、物忘れと認知症の違い、筋肉の凝りの特効薬、秋の花粉症など、様々な質問にお答えします。

2012年8月31日金曜日

朝ズバッ!、健康相談所、第十六回、夏の冷え性

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第十六回のテーマは、夏の冷え性です。 夏の冷え性は、冷房が強く効いた室内に長時間いることで、気温の高い屋外との間に温度差が生じ、自律神経のバランスが乱れて起こります。体の冷え、疲労感、肩こり、頭痛、神経痛、腰痛、腹痛、食欲不振、便秘、下痢、頻尿、不眠など様々な症状がでるのです。対策として、冷房、入浴、服装、食事、運動などの工夫について解説しました。

2012年8月24日金曜日

朝ズバッ!、健康相談所、第十五回、多汗症

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第十五回のテーマは、多汗症です。異常に汗が増加することによって、生活や対人関係にも支障をきたす恐れがあります。予備軍として考えられているのは、家族に多汗症の人がいる(特に手の多汗)、精神的ストレスが多い、油っこい食べ物を好む、耳垢が湿っている(脇の下の多汗)、ホルモン異常がある(甲状腺、女性ホルモン)です。対策としては、身体の一部を圧迫する方法、少し湿り気を残す程度に正しく汗をふく方法、食事療法、交感神経の高ぶりを鎮める入浴法・呼吸法などを解説しました。

2012年8月22日水曜日

タカトシの時間ですよ、TBSテレビ (二回目)


今夜のTBSテレビ、タカトシの時間ですよ、では、2012年7月25日の放送に引き続いて、何でも答えるスーパーコンピューター第二弾が放送となります。前回出演の青山繁晴さん(国際情報系CPU)、唐沢俊一さん(雑学系CPU)、私(医療系CPU)に、今回は、齋藤孝さん(語学系CPU)、丸山佑介さん(裏社会系CPU)に加わっていただき、多岐にわたった素朴な質問に回答していきました。MCは、タカアンドトシさん、ゲストは、品川祐さん、中田敦彦さん、矢口真里さん、梅田彩佳さんでした。

2012年8月21日火曜日

ひるおび!、常識クイズ!どっちがホント?

TBSテレビ、ひるおび!の夏休み特別編、「常識クイズ!どっちがホント?健康編」が放送となりました。食べると歯が白くなるのは?イチゴ or バナナ、伸びるのが早いのは?わき毛 or 髪の毛、まばたきが多いのは男性 or 女性、ダイエットに効果的なジョギングはどっち?→食べる1時間前に行う or 食べた1時間後に行う、などを取り上げて、解説しました。

2012年8月19日日曜日

読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会、四回目の出演

読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会に、4回目のスタジオ出演しました。残暑をぶっ飛ばせ!納涼・ゾッとするヤバい話スペシャル!!がテーマでした。私は、医療面から伝染病に焦点をあて、エボラ出血熱、エンテロウィルス71による手足口病、風疹蔓延の背景について、解説しました。ゲストの中で、もっともゾッとする話に選ばれましたが、もしも病気や医療の話で過剰に怖がらせてしまったとしたら、反省です。正しい表現で正しく怖がっていただき、健康や病気に対する知識として役立てていただければ幸いです。

2012年8月6日月曜日

ラジオ人間ドック、夏の脳梗塞、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックでは、脳梗塞を取り上げます。脳梗塞とか脳出血というと、寒いとき、すなわち血圧の変化が大きいときに生じやすいと思われがちですが、脳梗塞は、夏に多いことがわかってきました(厚生労働省研究班、国立循環器病センターの報告による)。夏は、暑くて汗をかき、血液が濃縮しやすく、脳の血管につまる可能性が高くなること、暑いと体に熱がこもらないようにと、皮膚表面の血管が拡がり、脳への血液の流れが悪くなるからと考えられます。脳梗塞の症状、原因(高血圧、動脈硬化、心臓疾患)、隠れ脳梗塞とそのセフルチェック法、予防法などについて、一週間解説していきます。

2012年8月1日水曜日

BSジャパン、7PM、健康にまつわる噂

BSジャパン、7PMの、ゲストとして二回目のスタジオ生出演しました。ネギを首に巻くと風邪が治るか?などの健康にまつわる噂や、熱中症対策、夏のレジャートラブルについて、ゲストの橋本志穂さんらと、あっという間の1時間でした。

2012年7月27日金曜日

TOKYO MXテレビ、ゴールデンアワー、医療大麻

昨年9月まで知恵袋ドクターとしてレギュラー出演していた、TOKYO MXテレビ、ゴールデンアワーに今夜出演しました。大麻にまつわる真実、医療大麻の現状について、ジャーナリストのモーリー・ロバートソンさんらと、徹底討論しました。
大麻の薬理学的性質、大麻を医療で応用できるかどうか、踏み込んだ放送内容になりました。

朝ズバッ!、健康相談所、第十四回、脳梗塞

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第十四回のテーマは、脳梗塞です。脳梗塞は、高血圧、動脈硬化、心臓の病気などが原因となって起こりますが、夏は体の水分が汗などで失われやすいために、血液が濃縮され、血管がつまりやすくなり、脳梗塞の発症が多いのです。症状がないか、あるいは、軽い症状があっても一日以内に回復するような隠れ脳梗塞という状態もあります。隠れ脳梗塞は、放っておくと5年以内に約3割の方が、重い脳梗塞になってしまう可能性があります。スタジオでできる隠れ脳梗塞診断チェック、予防対策などについて解説しました。

2012年7月25日水曜日

タカトシの時間ですよ、TBSテレビ

今夜のTBSテレビ、タカトシの時間ですよ、では、青山繁晴さん、布施哲治さん、金子哲雄さん、唐沢俊一さんらとともに、『最新知識、なんでも答えるスーパーコンピューター』と題して、政治、経済、環境、宇宙、医療など、多岐にわたった質問に回答していきました。MCは、タカアンドトシさん、ゲストは、麻木久仁子さん、カンニング竹山さん、品川祐さん、陣内智則さんでした。

2012年7月21日土曜日

たかじんNOマネー(四回目出演)

テレビ大阪、たかじんNOマネーに、四回目の出演をしました。黒い巨塔~医療界の闇~をテーマに、西川史子先生(タレント、医師)、大櫛陽一先生(東海大学医学部教授)、私の3人が、視聴者からの医療に関する疑問に、率直に答えていくという番組展開でした。青山繁晴さん、大谷昭宏さん、須田慎一郎さん、水道橋博士さん、岸博幸さん、眞鍋かをりさん、いつものメンバーで、現代の医療に潜む闇を熱く語りました。

2012年7月19日木曜日

山浦ひさしのトコトン!1スタ(五回目の出演)

本日のテレビ愛知、山浦ひさしのトコトン!1スタではコメンテーターの大谷昭宏さん、柴田薫さん、MCの山浦ひさしさん、名越涼子さんとともに、カラダをテーマに語りました。

2012年7月17日火曜日

ひるおび!、隠れ脱水が招く命の危険

本日のTBSテレビ、ひるおび!では、「熱中症だけじゃない、気付かぬうちに水分不足、隠れ脱水が招く命の危険、その予防と対策」について、解説しました。水分が、身体の中で果たす重要な役割、脱水状態でも症状がでない=気づかない脱水(隠れ脱水)に注目しました。夏の隠れ脱水が、引き金になって、脳梗塞、心筋梗塞、脳脊髄液減少症、胃腸の機能低下などを引き起こす可能性があります。血管内の脱水を予防するためには、こまめな水分補給だけでなく、タンパク質の摂取なども重要であることをまとめました。

脳幹出血について

TBSテレビ、ひるおび!、みのもんたの朝ズバッ!では、桑名正博さんの罹患された脳幹出血について、解説およびコメントしました。 脳卒中には、脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞がありますが、脳幹出血は脳内出血のうち、脳幹という所に出血が生じるもので、多くは高血圧が原因です。脳幹は、脳の中で、呼吸や体温、心臓の働きなどを調節する部分で、生命を維持するのに極めて重要な機能を持っています。脳幹に出血が生じた場合には、手術による治療は行えないのが現状です。

2012年7月13日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第十三回、熱中症

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第十三回のテーマは、熱中症です。熱中症とは何か、その症状を概説し、熱中症になりやすい人、なりやすい場所などを挙げていきました。真夏日の対策、熱中症になったらどこを冷やせばよいか、最後に、熱中症に負けない身体作りのために効果的な方法を解説しました。

2012年7月5日木曜日

山浦ひさしのトコトン!1スタ(四回目の出演)

本日のテレビ愛知、山浦ひさしのトコトン!1スタではコメンテーターの大谷昭宏さん、柴田薫さん、MCの山浦ひさしさん、名越涼子さんとともに、小児救急医療の崩壊の危機について、とりあげました。全国の小児集中治療室が不足している現状から、小児科医師不足などについてふれました。医師の地域ごと、診療科ごとの偏在化に対する対策が必要です。

2012年7月3日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩⅨ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、19回目の放送となりました。本日は、白髪になった毛穴からは黒い髪の毛が生える事はない?、くすぐられ過ぎると死ぬ事がある?、男性より女性の方が嗅覚が鋭い?、年をとると痩せやすくなる、を取り上げました。

2012年7月2日月曜日

ラジオ人間ドック、熱中症、ニッポン放送

本格的な夏を迎えるにあたり、今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックでは、熱中症を取り上げます。まずは、熱中症の症状、なりやすい人や場所を解説します。つづいて、暑さに負けない体づくりについて、最近の熱中症に関わる学会からの提言なども紹介します。さらに、熱中症になってしまったときの対応策や、これから清涼飲料水をたくさん飲む時期になるので、ペットボトル症候群の危険性についても解説します。

2012年6月29日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第十二回、メタボリック症候群

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第十二回のテーマは、メタボリック症候群です。メタボリック症候群の定義、予備軍(かくれメタボ)チェック、予防・対策について概説しました。足を含む下半身に全身の筋肉の70%がありますので、歩くことや、足を使うことが運動として大切です。

2012年6月22日金曜日

山浦ひさしのトコトン!1スタ(三回目の出演)

本日のテレビ愛知、山浦ひさしのトコトン!1スタでは、カラダをテーマに、コメンテーターの東国原英夫さん、横田佳代子さんと、MCの山浦ひさしさん、名越涼子さんとともに、語りました。東国原さんの知事時代の危なかった増毛法に驚愕しました。

2012年6月20日水曜日

夏型過敏性肺炎、ひるおび!

本日のひるおび!では、夏型過敏性肺炎について解説しました。一般的な肺炎は、細菌やマイコプラズマなどの病原体によるもので冬に多いのですが、夏(6月から9月)には、カビ(トリコスポロン)などによるアレルギー反応で生じる肺炎が起こります。部屋の中、すなわち、浴室・台所・エアコンなどで発生したカビを吸い込み、アレルギー反応から肺炎を生じるのです。抗生物質は効かず、肺の機能が弱まることもあります。30~50歳代の女性に多いとされていて、家庭内の滞在時間が長く、カビとの接触する機会が多いためと考えられています。夏の間だけ咳がでる、旅行など自宅を離れると体調がよくなる、などが特徴です。

2012年6月19日火曜日

食道癌について、朝ズバッ!、ひるおび!

中村勘三郎さんの食道癌報道を受けて、本日のTBSテレビ、朝ズバッ!、ひるおび!では、食道癌全般について概説しました。食道癌は、50歳以降の男性に多く、女性の5~6倍にも及びます。1年間にかかる人は、9000人から1万人で、胃癌の10分の1です。喫煙、飲酒、刺激の強い食事が、危険因子とされていて、特に喫煙と飲酒の両者で、リスクは約10倍も増加すると報告されています。また、お酒を飲むとすぐ赤くなる人(お酒が弱い人)も、食道癌になりやすいという報告があります。症状、治療法などについても、概説しました。

2012年6月13日水曜日

BSジャパン、7PM、病院・医師に対する不満

 本年4月からスタートしましたBSジャパン、7PMの、ゲストとしてスタジオ生出演しました。病院での診察に関する不満や疑問に、秋津医院の秋津壽男先生とともに答えていくというものです。待ち時間が長い背景と改善策、医師の態度の悪さと改善策、どの診療科にかかればよいか、良き医師と患者の関係などについて解説していきました。

2012年6月7日木曜日

山浦ひさしのトコトン!1スタ(二回目の出演)

本日のテレビ愛知、山浦ひさしのトコトン!1スタでは、「大往生するために」をテーマに、ゲスト出演しました(2回目)。大谷昭宏さん、柴田薫さんがコメンテーターです。厚生労働省から、最近、日本人の健康寿命というものが推計されました。これは、介護を受ける必要がなく健康的に生活できる期間(年数)のことす。日本人の健康寿命は、平均寿命に比べて、男性で9年間、女性で12年間も短いのです。そこから話がはじまり、延命治療の是非、尊厳死法制化の動き、大往生のあり方などについて、論じました。

2012年6月4日月曜日

ラジオ人間ドック、尿漏れ・頻尿、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックでは、尿漏れ・頻尿を取り上げます。尿漏れ、頻尿のタイプや生じる仕組み、そして、予防・対策について解説していきます。夜間に2回以上、トイレのために起きる高齢者は、1回以下の人に比べると、死亡率が約2倍にも高くなってしまうという研究成果もお話しします。

2012年5月30日水曜日

レディス4、知っておきたい専門外来

本日のテレビ東京、レディス4では、姿勢外来、口臭外来、めまい外来など、知っておきたい専門外来について、スタジオにて解説しました。 専門外来は、担当医師が、その症状や治療法について専門性を極めていて、より詳細な問診、診察、的確な診断、治療を導いてくれます。一つの症状が、通常の多くの診療科にまたがる可能性の場合にも、優れています。

2012年5月29日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩⅧ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、18回目の放送となりました。本日は、爪は利き手の方が伸びるのが早い?、しゃっくりが続くと死ぬことがある?、もともと血液型はA型・B型・C型の3種類だった?、顔にも鳥肌が立つ?、を取り上げました。

2012年5月24日木曜日

二日酔い運転、TOKYO FM、クロノスにて

警視庁によると、2011年の飲酒運転事故は238件、そのうち午前6時~正午が、76件と全体の32%も占めています。この時間帯の事故の多くは、飲酒した翌日に乗車する二日酔い運転によるものと考えられます。通常、ビール500mlか、日本酒一合もしくはウィスキーダブルのいずれかを飲むと、2時間もすると酔いは覚めたと考えるかと思いますが、実際に、体重60kgの成人男性では、アルコールが体外にでるまで3~4時間かかり、お酒の量が増えればもっと時間がかかりますし、肝臓でのアルコールの分解速度は個人差も大きいのが現実です。一眠りしたから大丈夫ではなく、飲酒量が多いときは、翌日の運転も控えましょう。

2012年5月22日火曜日

山浦ひさしのトコトン!1スタ

本日のテレビ愛知、山浦ひさしのトコトン!1スタでは、看護師不足、EPAに伴う外国人看護師などの問題について、ゲストとして出演しました。日本の医療現場における、看護師不足の実態ですが、一番の問題は、新人看護師+再就職看護師よりも、退職する看護師が、年間24600人も多いという事実です。厚生労働省は、外国人看護師導入は、人員不足対策ではないとはしているものの、病院の中には人材確保のために外国人に大きな期待を寄せているところもあります。実情としては、これまで来日した572人に対して、日本の看護師試験に合格したのは66人に過ぎません。番組では、看護師の勤務効率化、偏在化の是正などを提案をしつつ、外国人看護師をどのように医療現場で活躍してもらうべきかについてもお話しました。(写真はMCの名越涼子さんと)。

2012年5月13日日曜日

文化放送、川島美幸、人・うた・心

本日の文化放送、川島美幸、人・うた・心に、ゲストとして出演しました。
色々な先生から教えを請う早朝勉強会、略して早ベンというコーナーです。
様々な迷信医療について、語りました。

2012年5月4日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第十一回、腰痛

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の
「朝ズバッ!健康相談所」の第十一回のテーマは、腰痛です。
●腰痛とは、骨格・筋肉・内臓の異常などによって腰に痛みを感じることです。

●二つのタイプに分類できます。
原因はっきり型(腰痛の15%):骨・椎間板などに異常があり、特徴的な症状があることが多い。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折など。
原因不明型(腰痛の85%):筋肉・血液の流れなどの異常が原因と考えられている。X線やMRIなどでは原因を特定できない。
●腰痛の85%を占める原因不明型の予防・対策は、姿勢の悪さと、腹筋・背筋・骨盤周囲の筋肉の衰えを正すことです。
●腰痛予防体操などについて紹介しました。

2012年5月1日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩⅦ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、17回目の放送となりました。本日は、ほくろに生えた毛は抜かない方が良い?、辛い物を食べると体温が上がるので汗をかく?、お酒が強い人は肝臓が丈夫?を取り上げました。

2012年4月30日月曜日

ラジオ人間ドック、意外と知らない応急処置、ニッポン放送

ゴールデンウィークに入りますが、あちこちへお出かけされる方も多いことと思います。今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックでは、意外と知らない応急処置について、正しい方法を解説します。乗り物酔い、耳のトラブル、怪我、やけど、突き指、下痢、鼻血などを取り上げます。

2012年4月27日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第十回、頭痛

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、
金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第十回は、頭痛を取り上げました。
●頭痛には、大きく分けて二種類あります。
一次性頭痛:原因がはっきりとせず慢性的に繰り返し生じるもの
二次性頭痛:重大な病気など明瞭な原因があって生じるもの(脳出血、脳腫瘍、髄膜炎等)
●一次性頭痛で頻度が多いものには、片頭痛と緊張型頭痛があります。
①片頭痛(ズキンズキン型):血管の拡張が原因。
特徴:脈拍にあわせてズキンズキンと痛み(片側が多い)、痛みの始まりと終わりがはっきりしていて、頭痛の前に視野がぼやけたり、頭痛の際に吐き気が生じる。
②緊張型頭痛(ギューッと型):後頭部の筋肉のこわばりが原因。
特徴:頭全体がギューッとしめつけられるように痛む、肩や首の凝りを伴う。
●対策
片頭痛では、痛みのある部分を冷やすなどが有効だが、緊張型頭痛ではむしろ、暖めたり、マッサージをしたりするのがよい。(対処法が全く異なる)。
●そのほか、片頭痛対策の食材や、頭痛体操について紹介しました。

2012年4月24日火曜日

ひるおび!、過活動膀胱

本日のTBSテレビ、ひるおび!では、最近注目されている病気、過活動膀胱について解説しました。過活動膀胱とは、2002年に学会で定義された新しい病名です。正常の膀胱では、約500ml程度の尿が溜まると尿意を感じるのですが、過活動膀胱では、100mlとか200mlとか少量の尿が溜まっただけで、尿意を感じてしまい、頻尿(昼も夜も)になるのです。それだけでなく、切迫性尿失禁といって、トイレに向かっている間に尿を漏らしてしまう症状も生じます。治療法は、主に薬で膀胱の刺激を和らげる方法(膀胱に尿がしっかり溜まるまで尿意を感じにくくする)、骨盤底筋を鍛えて尿漏れを止める方法です。病院に行くほどではないと我慢せず、また恥ずかしがらす、泌尿器科を受診しましょう。

2012年4月3日火曜日

TBSテレビ、世界のみんなに聞いてみた!

今夜のTBSテレビ、世界のみんなに聞いてみた!、では、2011年11月2の放送に引き続き、世界の様々な風邪の治し方(民間療法)について、検証しました。

ひるおび!、健康常識パートⅩⅥ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、16回目の放送となりました。本日は、空気の悪い所では鼻毛が伸びやすい?、全身が皮膚呼吸できなくなると死ぬ事がある?、お酒の種類によって二日酔いの度合いは変わる?、ブラックコーヒーは胃に悪い?、を取り上げました。

2012年4月2日月曜日

ラジオ人間ドック、春の健康診断、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、春の健康診断スペシャルです。リスナーから沢山頂戴しました、健康や病気に関するご質問の中から、可能な限りお答えするという企画です。高血圧、便秘、心筋梗塞、腰痛、ダイエット、口内炎、頭痛、歯磨き法など、様々な質問にお答えします。

2012年3月30日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第九回、便秘

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第九回は、便秘を取り上げました。

●便秘には3つのタイプがあります。
(1)腸ほっそりタイプ(腸の一部が細い)、大腸がん、腸の癒着など
(2)腸ゆっくりタイプ(腸の動きが悪い)、食物繊維不足、運動不足、ストレスなど
(3)ガマンしすぎタイプ(排便の仕組みが乱れる)、便意をこらえる習慣など
●女性に便秘が多い理由は、①腹筋の力が弱い、②トイレをガマンしやすい、③ダイエットをする人が多い、④女性ホルモンには体に水を貯めようとする作用があり便の水分が少なくなる、⑤骨盤が広いので腹圧をかけても腸に伝わりにくい、などです。
●便秘最新予防法として、炭酸飲料を飲む、ご飯を食べる、各種便秘体操など取り上げ、トイレで上手にいきむ快便への道を紹介しました。

2012年3月20日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩⅤ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、15回目の放送となりました。本日は、女性は男性に比べ加齢臭が少ない?、鼻毛を抜くと死ぬことがある?、胃腸の働きが悪いとげっぷが多くなる?、指に刺さったトゲを抜かないと血管に入ることがある?を取り上げました。

2012年3月16日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第八回、めまい

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、
金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の
第八回は、めまいを取り上げました。
●めまいとは、自分や周りが動いていないのに動いているように感じる異常な感覚です。
●症状から三つに分類できます。
(1)グルグル型(回転型):自分や周りのものがグルグルと回転しているように感じる。多くは内耳の異常による。
(2)フワフワ型(動揺型):足が地に着かず、船の上にいるように感じる。多くは、脳の異常(脳出血、脳梗塞、脳腫瘍)や自律神経の乱れによる。
(3)クラクラ型(立ちくらみ型):立ち上がった時に、目の前が暗くなるように感じる。多くは、全身の異常(血圧の異常、不整脈など)による。
●グルグル型(回転性)の代表例は、(1)良性発作性頭位めまい症(数秒から数十秒のめまいを生じるが、数週間で自然治癒。内耳にある耳石が原因)、(2)メニエール病(難聴、耳鳴りを伴う。内耳のリンパ液の増えすぎが原因)、(3)前庭神経炎(風邪をひいた後などに急にめまいを生じる。前庭神経の炎症が原因)などです。
●強い頭痛や吐き気、足のしびれや麻痺、視野の異常を伴うめまいは、直ちに病院に行くべきです。
●歩いている時のめまいの程度を判定する方法として、横浜市立みなと赤十字病院の新井基洋先生の50歩足踏みを紹介しました。
●頻度の多い、自律神経の乱れが原因でおこるめまいに対しては、以下の対策が大切です。睡眠をよくとる、ストレスをためない、カフェインをとらない、タバコを控える、などです。

2012年3月9日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第七回、五十肩

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第七回は、五十肩を取り上げました。
●五十肩は別名、四十肩とも呼び、40才以降に発症し、肩の痛みと運動制限をきたす病気です。
●髪をとかしたり、上着の着脱時、肩を上げるときなどに症状が出るほか、ひどくなると、歯磨き、炊事・洗濯、寝返りの時にも症状が出ます。
●原因は、肩の関節の老化によって生じるとされていますが、明らかな原因がないことがこの病気の特徴です。同じ症状でも、腱板断裂(肩の深くにある腱板という筋が切れる病気)や石灰沈着性腱板炎(腱板にカルシウムがついてしまう)の場合があり、それぞれ治療法が異なりますので、五十肩は整形外科医による診断が大切です。
●五十肩のチェック方法、急性期と慢性期の治療や対策について概説しました。冷湿布と温湿布の違いなどなど。
●慢性期には、アイロン体操や、指階段体操に、効果があります。

2012年3月4日日曜日

読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会、三回目の出演

 読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会に、3回目のスタジオ出演しました。そこまでモメて委員会!、メリット!?、デメリット!?、どっちが難題?、日本の諸刃の剣スペシャル!!がテーマでした。
 成長戦略とされる外国人向けの日本の最新医療のメリット・デメリット、最新医療の最前線、日本の医療制度などについて、大いにモメました。
 中国などの新興国の富裕層が、高度な機器を使った先端医療や人間ドックを日本で受けたいというニーズを受け、民主党政権が、新成長戦略として新設を決定。これにより、医療目的の訪日外国人は、8年後年間43万人に急成長、5500億円の市場を切り開くとの試算も出ていますが、日本医師会は、お金をたくさん使う自由診療の外国人患者が優先され、保険診療の国内患者が後回しにされるそれがあると、指摘。
 このメディカルツーリズムのメリット・デメリットから始まり、日本の最新医療に関する考えを、議論しました。

2012年3月2日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第六回、花粉症

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第六回は、花粉症を取り上げました。花粉症はひどくなると、不眠・うつ状態につながります。
●花粉症は、植物の花粉(60種類以上)が原因となって、アレルギー症状を起こす病気です。くしゃみ、鼻水、鼻づまりの他、目のかゆみ・充血なども生じます。ひどくなると、思考力や集中力の低下、不眠、うつ状態などにもつながります。意外とまぎらわしい、風邪の症状との違いも触れました。
●花粉症が増えている原因として、スギ花粉の増加、幼児期の生活の変化、食生活の変化、大気汚染などが考えられています。
●主な治療は、薬、脱感作療法、手術などです。
●予防としては、外出時のマスク、帽子、めがね着用などに効果があります。さらに、花粉を部屋に持ち込まないためにも、玄関先で衣類や洗濯物を叩くなども大切でしょう。帰宅時のうがい、洗面もいいでしょう。
●食べ物、飲み物による民間療法なども注目されてきていて、今後期待できるかもしれません。
そして、数日前から報道のあった、ダチョウの卵が、花粉症を救うかもしれません!。(ダチョウの卵の成分を使ったマスクなどで、花粉症を予防できる製品が実用化)

2012年2月27日月曜日

上柳昌彦、ごごばん!花粉症の民間療法

本日のニッポン放送、上柳昌彦、ごごばん!にて、花粉症の民間療法を中心にコメントしました。大人の40%が花粉症だと言われていますし、また今年2月1日に、ロート製薬から発表された報告では、16歳以下の子供のうち、35.6%が花粉症にかかっているとのことです。
最近、花粉症に対する民間療法が、盛んに取り上げられるようになってきました。
甜茶(バラ科のお茶に含まれているタンニン)、乳酸菌ヨーグルト、シソの葉に含まれているロズマリン酸、トマトに含まれるナリンゲニンカルコンなどです。
厚生労働省のHPでは、有用性の確認にはまだまだ検討の積み重ねが必要だとしていますが、今後、注目したい食材です。
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/okamoto.html

2012年2月25日土曜日

たかじんNOマネー、三回目の出演

2011年10月15日、11月19日のゲスト出演に引き続き、テレビ大阪、たかじんNOマネーに出演しました。たかじんさんは、休養中です。今回は、作家で、医師の渡辺淳一先生をゲストにお招きし、大谷昭宏さん、須田慎一郎さん、水道橋博士さん、杉本彩さん、眞鍋かをりさんと、「肉食系マネーで日本を立て直せ!!」をテーマに大激論しました。渡辺淳一先生の半生を振り返り、女性遍歴にも触れながら、恋愛の損得についてお伺いしました。番組後半では、精力増強に効くか効かないかということで、スッポン、山芋、朝鮮人参、鹿の角、まむし、コラーゲンなどを検証しました。放送日時は、本日午後1時から(放送地域によっても異なります)。写真は、渡辺淳一先生と。

2012年2月24日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第五回、狭心症

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第五回は、狭心症を取り上げました。狭心症はひどくなると、心筋梗塞に進行し、命にかかわることになってしまいます。
●狭心症は、心臓の筋肉に酸素を送っている血管(冠動脈)が、何らかの原因で狭くなり一時的に胸の痛みなどの症状を引き起こす病気です。多くの場合、締め付けられるような胸の痛み(30秒~15分)の症状を示しますが、中には、胃のあたりや背中の痛み、歯や顎の痛みで発症することもあります。
●体を動かした時に症状がでるタイプ(労作性狭心症)は、冠動脈の動脈硬化などが原因にあり、安静時に症状がでるタイプ(安静時狭心症)は、冠動脈の異常な収縮(喫煙や寒さなどによる)が原因です。
●狭心症になりやすい人は、①肉ばかり食べる、②肥満である、③運動をしない、④タバコをよく吸う、⑤高血圧・高脂血症・糖尿病である、などです。
●主な治療は、薬、カテーテル手術、バイパス手術です。
●予防は、食事(動物性脂肪や塩分を控える)、運動(有酸素運動)、禁煙、ストレスや睡眠不足を避ける、などです。

2012年2月17日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第四回、尿漏れ

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第四回は、尿漏れを取り上げました。尿漏れは、外出がおっくうになり、引きこもりになってしまう人も多くいます。
●尿漏れとは、自分の意思とは関係なく尿が漏れることです。成人女性の3人に1人が経験しており、男性にも多くなってきました。(ユニチャームが調べた20~60歳の尿漏れ経験率の統計では、男性は27%、女性は38.8%の人が尿漏れを経験しています。)
●腹圧型(おなかに力がかかるときに漏れる)と、トイレ直行型(尿意を感じトイレに行く途中で漏れる)の二つのタイプがあり、前者の多くは女性です。
●多くの原因は、骨盤底筋の衰えで、この筋は、膀胱、子宮、直腸などの臓器を支え、尿を止めるときに使う筋です。膀胱炎、前立腺肥大、脳卒中などが原因になることもあります。
●尿漏れになりやすい人は、①くしゃみやせきがよく出る、②おなかに力が入ったりいきんだりすることが多い、③出産経験がある、④更年期を過ぎた年齢である、などです。
●ひどい尿漏れの場合には、薬や、手術で治しますが、普段でもできる予防・対策には、骨盤底筋を鍛える体操があります。おならを我慢するように肛門をしめ、排尿が終わったときのように尿道をしめます。5秒しめて、10秒休み、これを一日に、30回程度行う方法です。(最初は仰向けで、慣れたら、坐位や立位で)

2012年2月10日金曜日

ノロウィルス感染症(知りたがり!フジテレビ)

本日のフジテレビ、知りたがり!では、ノロウィルス感染症の意外な感染経路や、症状の特徴、治療、対策などについて、スタジオにて解説しました。

朝ズバッ!健康相談所、第三回、冷え性

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第三回は、冷え性を取り上げました。
●ユニクロが20代~50代の男女を対象にした実態調査によると女性は92%、男性でも71%の人が下半身冷えを感じているとのことです。冷え性とは、常温の状態で手足の先や、身体全体が冷たく感じることです。
●冷え性は、身体で熱があまり作られない(運動量、食事の量の減少による)、自律神経の乱れが原因です。
●自律神経は、交感神経と副交感神経とが巧みに働く仕組みになっています。寒い→交感神経が働く→血管が収縮する。暖かい→副交感神経が働く→血管が拡がる。しかし、この温度調節の仕組みが乱れると、冷え性となります。
●意外と知られていないのが隠れ冷え性(内臓型冷え性)で、手足の冷えの自覚のないまま、内臓に冷えを生じ、様々な症状を示します。不眠、うつ、膀胱炎、胃腸炎、肩こり、腰痛、頭痛、感染症、アレルギーなどです。
●対策としては、食事(朝食を食べる、暖かいものを食べる)、入浴(熱すぎない温度で入浴する、入浴中にストレッチをする)、保温(身体を締めつけない衣類も大切)、運動(身体で作られる熱の70%が筋肉から生じるので、筋力アップの具体的方法、運動時に呼吸を止めない自律神経を正す方法)などです。

2012年2月7日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩⅣ

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、本日で14回目の放送となります。本日は、女性は男性より風邪をひきやすい?、ビタミンCをたくさん摂ると風邪が良くなる?、風邪の時、飲み薬より注射をすると早く治る?、子供は大人より寒さを感じにくい?を取り上げました。

2012年2月6日月曜日

ラジオ人間ドック、冬の脱水、ニッポン放送

今週のニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!、ラジオ人間ドックのテーマは、冬の脱水です。夏の熱中症による脱水はあまりにも有名ですが、冬の脱水も油断できません。ヒートショックという状態と併せて、心筋梗塞や脳梗塞につながる要因になるからです。

2012年2月3日金曜日

朝ズバッ!健康相談所、第二回、インフルエンザ

TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の第二回は、インフルエンザを取り上げました。
今シーズンのインフルエンザの9割は、A香港型です。幼児や高齢者では重症化しやすいタイプのウィルスです。風邪とインフルエンザの違い、インフルエンザの常識に関するウソホントについて解説しました。
●予防は、ウィルスを体に入れない(手洗い、うがい、マスク)、体の抵抗力をつける(十分な睡眠、バランスのよい栄養、規則正しい生活)、ワクチン投与(2週間で7割の人に効果が出る)です。
●最新予防法として、
ビタミンDの摂取、乳酸菌R-1の効果、お茶(緑茶、紅茶、ウーロン茶)でうがい、歯磨きを、紹介しました。

2012年2月1日水曜日

日本の低い検診率、ベイエフエム

本朝のベイエフエム、POWER BAY MORNING、デリナビにて、「日本の低いがん検診率、大切なのになぜ伸びない?」にて、生放送にて解説しました。
2010年の国民生活基礎調査では、受診率は胃がん検査が男性で34%とかろうじて3割を超えましたが、女性の胃がん検査、肺がん、大腸がんなどは、20%台という結果が出ています。欧米では検診率が約70%もあるのです。国内での検診の重要性の認識や啓蒙活動、公的補助増大や地域格差の是正、かかりつけ医制度作りなどが課題です。

2012年1月31日火曜日

TOKYO FM, Blue Ocean、コメンテーター(四回目)


本日、TOKYO FM, Blue Oceanに、コメンテーターとして、四回目の生放送出演をしました。(写真は、パーソナリティの望月理恵さんと)。今日のテーマは、「あなたの冬の美容&健康トラブル教えて」です。乾燥肌、ニキビ対策から、風邪やインフルエンザ対策まで、徹底解説しました。リスナーの方々からは、番組への多数のお問い合わせをいただき、可能な限りお答えしました。

2012年1月29日日曜日

テレビ朝日、健康になりたい芸能人のカラダの悩みお助けツアー、進行役

本日放送のテレビ朝日、健康になりたい芸能人のカラダの悩みお助けツアーにて、テレビ朝日、佐分千恵アナウンサーとともに、進行役をつとめさせていただきました。5人の芸能人の方々のカラダの悩みを、様々な場所にツアーで訪れ、解決していくという企画です。内容は、有賀さつきさん(肩こり→枕選び)、芹那さん(冷え性→入浴法)、田村裕さん(胃腸の悩み→レストランで胃腸力アップの食事)、錦野旦さん(免疫力低下→レストランで免疫力アップの食事)、ヒデさん(腰痛→ストレッチ)でした。
写真は、左から、ヒデさん、田村裕さん、山田朱織先生。

2012年1月27日金曜日

インフルエンザA香港型、最新予防法(知りたがり!フジテレビ)

本日のフジテレビ、知りたがり!では、1月に入って患者が激増しているインフルエンザの実態。患者数の推移、A香港型の特徴について、スタジオで解説しました。
インフルエンザワクチンの効果や、だれでもできる最新予防法まで概説を試みました。

2012年1月24日火曜日

上柳昌彦、ごごばん!

本日のニッポン放送、上柳昌彦、ごごばん!に、ゲストとして三回目の出演をしました。
アシスタントの増山さやかさんと共に、医学にまつわるお話をしました。
インフルエンザ、冬の脱水などを前半の話題として、後半は、近著、『あの「健康法」のウソ・ホント(ワニブックス【PLUS】新書』から、断食ダイエット、耳ツボ押しダイエットなどを検証しました。
風邪の予防としてのマスクの効果、風邪の時に体を暖めたりお風呂に入ることの是非、食べてすぐ寝ると太るか、などについても解説しつつ、リスナーからのご質問にお答えしました。

TPPでの混合診療全面解禁の是非(J-WAVE)

アメリカが、TPP環太平洋連携協定への参加交渉や事前協議で、保険適用の診療と適用外の自由診療を併用する「混合診療」の全面解禁を対象外とする方針を日本政府に非公式に伝えていたことが昨日分かりました。本朝のJ-WAVE、J-WAVE TOKYO MORNING RADIOでは、TPPでの混合診療全面解禁の是非について下記の一部を解説しました。
●公の医療保険が効く保険診療は、診療費のおおよそ3割だけを病院の窓口で払えばいいことになります。
●保険のきかない自由診療では、すべての費用は患者さんが窓口で払うことになります。
(たとえば、国内で認可されていない薬の投薬、新しい手術など)
●混合診療というのは、保険診療と、保険がきかない自由診療を、同じ日に受けることです。現在の日本の医療制度では、混合診療を行った場合、すべてが自由診療、すなわち、保険診療分も、すべて自分のお金で払わなければならないのが原則です。保険診療分を公的保険でまかなってくれないことを、混合診療の禁止と呼んでいます。
●もしも、混合診療が当初のアメリカの要求のように全面解禁されるとすると、混合診療を行った際に、保険診療分の約7割が、公の医療保険で支払われることになるので、混合診療をうける患者さんにとっては、一見、病院の窓口での支払いが少なくなるように思われます。しかし、ここに落とし穴があるということから、日本医師会などの団体は反対をしたのです。すなわち、混合診療を解禁すると、自由診療の方に、力を入れる病院が多くなるという風潮につながってしまい、これまで、国内で認可されていない薬や、保険適応でない手術などによる自由診療の割合が増えるのではないかと危惧したからです。結果的には、自由診療に拍車がかかって、従来の保険診療の適応される範囲も狭くなって、国民皆保険制度も壊れる可能性があります。自由診療が多くなってしまうと、お金をもっているひとだけがよい医療を受けられるという医療格差が生じてしまう可能性がありますし、日本のよい制度が、医療の競争で悪くなってしまうと考えられるのです。
●今回、アメリカが、混合診療の全面解禁を対象外とする方針に出したことは、賛否両論はあるとはいえ、日本の医療に悪い影響が生じないようものと考えます。

2012年1月23日月曜日

インフルエンザについて、TOKYO FM、クロノスにて

本朝のTOKYO FM、クロノスで、インフルエンザの流行・予防についてコメントしました。
 インフルエンザの患者さんが、1月に入ってから急に多くなってきました。一月の第一週にくらべて、第二週では、患者の数が二倍に増えていますので、まさしく流行に入ったと考えられます。気温が冷え込んできて、空気も乾燥したために、ウィルスが活発になり、人から人へ移りやすくなってきたからです(湿度が低下するとウィルスは空気中を漂いやすい)。今年のインフルエンザの多くがA香港型という従来からあるものです。従来、新型インフルエンザと呼んでいたものは、少ないのが現状ですし、また新型インフルエンザとして分類しなくなりました。他のインフルエンザと症状や治療法が変わらないためです。
 インフルエンザ予防の原則は、まず、第一に、ウィルスを体に入れないこと、第二に、体の抵抗力をつけること、そして、第三に、ワクチンを打っておくことです。
 第一の、ウィルスを体に入れないようにすることですが、人混みでマスクをつけたり、こまめにうがいをしたり、手洗いを行うことです。昭和大学からの報告では、うがいをする際には、紅茶、緑茶、ウーロン茶などですると、効果があるとのことです。お茶に入っているカテキンという成分がウィルスをやっつけてくれるのです。現在、湿度が非常に低く乾燥していますので、ウィルスが空気の中を漂いやすいため、部屋の加湿などにも注意していただきたいと思います。
 第二の、体の抵抗力をつけることですが、これは、十分な睡眠をとり、バランス良い食事をとることです。同じ量のウィルスが入ってきても、体の抵抗力によって、病気になるかどうかが異なります。規則正しい生活はとても大切です。
 そして、第三番目のワクチンですが、今からでもインフルエンザワクチンを打つことをお勧めします。打った方の約70%に、免疫がつき、インフルエンザにかかりにくくなる効果が望めます。ワクチンをうってから、効果がでるまでに2週間かかります。

2012年1月10日火曜日

ひるおび!、健康常識パートⅩIII

TBSテレビ、ひるおび!のカラダ講座コーナー、「アナタの健康常識、それってウソ、ホント」が、本日で13回目の放送となります。本日は、青魚を食べると頭が良くなる?、虫歯が原因で死ぬことがある?、擦り傷・切り傷は早めに乾かして治す方が良い?、爪の白い部分は健康状態と関係がない?、を取り上げました。

2012年1月8日日曜日

読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会、二回目の出演

読売テレビ、たかじんのそこまで言って委員会に、2回目のスタジオ出演しました。新春早々緊急提言!2012年、「そこまで言って委員会」が日本を変える!。 
 橋下徹氏、津川雅彦氏らとともに、7名が提言をしましたが、私の担当は、医療。日本の医療を守るため、名医信仰から脱却せよ!、という身近なところから話しをはじめ、日本の医療制度の問題点、医療崩壊の防止策などを主張しました。

2012年1月6日金曜日

TOKYO FM、よんぱちのゲスト


本日のTOKYO FM、よんぱち、にゲストとして出演しました。
先月、出版した「あの健康法のウソ・ホント(ワニブックスPLUS新書)」を用いて、南海キャンディーズの山里亮太さんにウソホントクイズをしていくという企画でした。アナウンサーは、柴田幸子さんでした。

みのもんたの朝ズバッ!、健康相談所、第一回、冬の脱水

本年より、TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、金曜日の「朝ズバッ!健康相談所」の解説・監修を担当します。第一回は、冬の脱水がテーマです。
●一般に体重の2%の水分を失うと喉が渇くという症状がでます。夏は汗をかいて、喉の渇きセンサーが早く働くので水分補給をすぐ行う傾向にありますが、冬は脱水がゆっくりと進んでいるので喉の渇きの症状が出にくいのです。冬は、夏のように汗はあまりかかないものの、空気の乾燥、暖房による湿度低下で皮膚表面から失われる水分量も増え、徐々に脱水になっている可能性があります。
●脱水が進むと、血液が濃縮されドロドロの状態で、血管内に血栓(血の塊)ができやすくなります。そこに冬場の冷え込みによる気温の変化が生じ血圧が変動すると、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす危険性は高くなるので、冬の脱水はあなどれません。
●以下にあてはまる人ほど注意が必要です。
①冬の時期には、あまり水を飲まない
②暖房、ホットカーペット、電気毛布などの温度は高めに設定する
③部屋の加湿をしていない
④飲酒時や飲酒後に水分を摂っていない
●冬もこまめな水分摂取を心がけ、乾燥に注意してください。

2012年1月2日月曜日

ラジオ人間ドック、長生き、ニッポン放送

明けましておめでとうございます。今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!、ラジオ人間ドックのテーマは、長生きです。世界一の長寿国である日本。なぜ日本人は長生きなのか、女性の方が長寿である理由、日本人の3大死因の回避法、人間の寿命の限界、睡眠時間と寿命などについて、解説します。