ようこそ医療ジャーナリスト・医学博士、森田豊の公式ブログへ。

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1963年東京都生まれ。88年秋田大学医学部卒業。95年東京大学大学院医学系研究科卒業。96年東京大学医学部附属病院助手を務め、97年ハーバード大学医学部専任講師。2000年埼玉県立がんセンター医長。04年板橋中央総合病院部長。現在は、現役医師、医療ジャーナリストとして、テレビ、雑誌等のメディアで活動中。さまざまな病気の概説や、医療に関する種々の問題に取り組む。

2012年10月29日月曜日

ラジオ人間ドック、見逃してはいけない病気のサイン、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、見逃してはいけない病気のサインです。頭痛、めまい、胸焼け、胸の痛み、五十肩、腰痛、冷え性、便秘など、一日2つの項目を取り上げ、それぞれの症状の特徴などについて、解説します。

2012年10月18日木曜日

テレビ朝日、DOCTOR-X~外科医・大門未知子~、医療監修

毎週木曜、テレビ朝日、医療ドラマ『DOCTOR-X~外科医・大門未知子~』がスタートしました。昨年のDOCTORS最強の名医に続き、医療監修を担当しました。米倉涼子さんが演じる外科医・大門未知子は、白い巨塔に象徴される大学病院医局の封建社会を嫌い、権威に縛られず、自分の腕だけを信じ、生きていく医師像です。大門未知子のような医師が大学病院に勤務したら、教授らはやりづらいでしょうが、外科医不足の現在の医療現場では背に腹はかえられず、人事の上で、苦渋の選択を迫られることになります。大門未知子のような、腕が良く、患者のためなら上司にもズケズケと意見を言う医師は、ある意味では、これからの医療現場を変えていく大切な医師像になるかもしれません。勤務時間、収入にこだわる大門未知子は、仕事をする職人としての原点なのかもしれません。
テレビ朝日の公式HPに、医療監修としての解説が掲載されています。
http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/news/20121012/

2012年10月17日水曜日

タカトシの時間ですよ、TBSテレビ(四回目)

今夜のTBSテレビ、タカトシの時間ですよ、では、何でも答えるスーパーコンピューター第四弾が放送されます(19:00~20:54)。国際情勢系/青山繁晴さん、雑学系CPU/唐沢俊一さん、宇宙系CPU/布施哲治さん、語学系CPU/山口謠司さん、科学系CPU/先川原正浩さん、そして医療系CPUの私です。
多岐にわたった素朴な質問に回答していきます。MCは、タカアンドトシさん、ゲストは、榮倉奈々さん、上地雄輔さん、後藤輝基さん、高畑淳子さん、千原ジュニアさん、塚地武雅さんでした。

2012年10月16日火曜日

ひるおび!、常識クイズ!どっちがホント? 健康編2

TBSテレビ、ひるおび!の「常識クイズ!どっちがホント?健康編2」が放送となりました。むくみやすい季節は?→夏 or 冬。便秘解消に効果的なバナナは?熟す前の青いバナナ or 熟した後の茶色いバナナ。医学的に正しいことわざは?秋茄子はは嫁に食わすな or 喉元過ぎれば熱さ忘れる、などを取り上げて、解説しました。

2012年10月15日月曜日

iPS細胞の心筋移植騒動

iPS細胞を使った心筋移植について虚偽発表をした森口尚史氏の発言について、その内容の意味、目的などについて、TBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、ひるおび!、テレビ朝日、モーニングバードなどで、解説しました。

2012年10月10日水曜日

BSジャパン、7PM、健康にまつわる噂

BSジャパン、7PMの、ゲストとして三回目のスタジオ生出演しました。魚の骨がのどに刺さったらご飯を飲み込む?などの健康にまつわる噂や、秋の健康にまつわる噂について、ゲストの森口博子さんらと語り尽くしました。

2012年10月9日火曜日

さんま&所の大河バラエティ!、超近現代史4

日本テレビ、「さんま&所の大河バラエティ!、超近現代史4、人間は相変わらずアホか?」に、スタジオ出演しました。さんまさんの日頃の「しぐさ」から、どんな病気になる可能性があるのかを検証しました。さらに、近年、病気、あるいは、病気と考えられつつあるものについて、可能な限り解説しました。むずむず脚症候群、慢性疲労症候群、テクノ依存症、水中毒、カフェイン中毒、肺MAC症、ギター手首、ストレートネック、サザエさん症候群、各駅停車症候群(過敏性腸症候群)、パソコン指腱鞘炎、睡眠時無呼吸症候群、逆流性食道炎、寒暖差アレルギー、スイーツ依存症、ビジュアルディスプレイターミナル症候群、ペットロス症候群、冷房病、シックハウス症候群、ドライアイ、ドライマウス、美容院卒中症候群、ブランケット症候群、空の巣症候群、トースト肌症候群、モナリザ症候群、不思議の国のアリス症候群、他人の手症候群、シンデレラ症候群などなど。現代の中で、心の病いが増えていることや、病気・症状の名称をつけることで、患者さんに一つの安心や納得をもたらす可能性もあるように感じます。

人工多能性幹細胞

京都大学教授、山中伸弥氏がノーベル医学生理学賞を受賞しました。本日のTBSテレビ、みのもんたの朝ズバッ!、ひるおび!では、以下の様にコメント、スタジオ解説しました。
●一般の細胞は、元をたどれば、精子と卵子が受精してできた受精卵が、変化してできていったものです。受精卵は、様々な組織や臓器に変化する能力があるのですが、変化して作られた組織や臓器の細胞は、その臓器の細胞としてしか役割を果たしません。しかし、この組織や臓器の細胞から、何にでも変化できる受精卵のような細胞(幹細胞)を作ることに成功したのです。幹細胞=身体のあらゆる組織や臓器になることができる細胞、すなわち、どんな役割も演じる細胞に変化できる細胞 を作ったのです。
●今回のiPS細胞の作成の前にも、ES細胞という幹細胞がありました。しかし、ES細胞は、受精卵から作られる細胞であり、生命の源であることから、これを用いた基礎研究や、臨床応用には、倫理的な縛りが強かったのです。これに対して、iPS細胞は、自分の細胞(たとえば皮膚細胞)から幹細胞をつくるため、倫理的な問題は少ないし、拒絶反応が少ないであろうということが多大なる期待が持てる点です。
●臨床応用への多大なる期待
患者さんへの細胞の移植(具合の悪い身体の部分に移植できる)が可能になるでしょう。脊髄に怪我をした脊髄損傷患者に、iPS細胞からの神経細胞を移植、心臓の細胞が壊死した時にiPS細胞からの心筋細胞を移植、大きな火傷を負った患者さんへのiPS細胞からの皮膚細胞を移植、などなど、無限な応用の可能性があります。
また、難病の患者さんの細胞(たとえば皮膚)から、このiPS細胞を作り出し、特定の細胞を作ることもでき、どんな薬が難病に効果があるのか、細胞に害があるのかも研究できます。新薬開発に大きな飛躍が期待できるのです。
●今後の課題は二つあります。
ヒトの細胞からiPS細胞を作る際、ヒトの細胞に遺伝子を入れなければならないので、その際にガンなどが発生しないかどうかを慎重にしらべて、それを解決しなければなりません。また、このiPS細胞からは、精子や卵子といった細胞も作成可能です。たとえば、男性から卵子を作ったり、女性から精子を作ったり。同性の夫婦間での子孫も作ることが技術的に可能になりますが、倫理的な問題はつきまといますので、技術適応範囲に関する議論が大切です。

2012年10月1日月曜日

ラジオ人間ドック、病院との上手な付き合い方、ニッポン放送

今週の、ニッポン放送、高嶋ひでたけのあさラジ!ラジオ人間ドックのテーマは、病院との上手な付き合い方です。良い医師の見分け方、医師と上手な接し方、セカンドオピニオン、医療費、病院の待ち時間、紹介状、何科にかかればいいのか、などの身近な問題について話を進めていきます。